活動方針
令和4年度自由民主党秋田県支部連合会における活動方針
参院選に勝利し、コロナ後の未来へ
わが党は、日本が直面する内外の諸課題にしっかり対応できる安定政権の維持、強化に向けて、一致団結して取り組むとともに、県民の生命、財産、そして経済対策の実行を速やかに進め、一日も早く県民の皆様が元の生活を取り戻せることに引き続き全力を尽くしてまいります。
党組織の基礎は個々の党員にあります。本年も、党の支持層のすそ野を広げ盤石な党基盤を確立すべく、入党・継続促進運動を強力に展開し、組織活動の原点として一人でも多くの党員を募るとともに、活動に従事する者だけではなく全党員が党組織の一員であること実感し、県支部連合会が一体化できるよう党員一人ひとりの参加意識の向上に努めてまいります。
また、各種団体との連携を強化し、休眠支部や、未組織支部の解消などに力点を置くとともに、市町村議会議員との連携や青年部局、女性局などの活動体の機能の拡充強化に努めてまいります。
憲法改正はわが党の党是であります。コロナ危機と緊急事態など、新しい時代の要請に応えられる「日本国憲法」を制定するため、環境を整え、国会での議論を牽引してまいります。憲法改正の主体は国民であります。県内各地で憲法改正の必要性について丁寧に説明を行い、県民の理解促進に努めてまいります。
秋田県では、令和4年度からこれからの4年間とその先を見据えた新たな指針となる「~大変革の時代~新秋田元気創造プラン」が策定しております。秋田県連としても、人口減少問題の克服と、「賃金水準の向上」、「カーボンニュートラルへの挑戦」、「デジタル化の推進」の三つの分野を柱とした選択・集中プロジェクトを積極的に取り組んでまいります。
秋田県議会において、わが党は最大会派であることから県政運営における責任の重大さを強く受け止め、さらに信頼される政党へと飛躍し、秋田県政を牽引していく決意を新たにしているところであります。
本年の最大の目標は自民党公認候補予定者「石井浩郎参議院議員」の勝利であります。わが党の勝利こそが、コロナ後の未来を切り拓く源と信じ、自民党秋田県連の総力を結集し、他を圧倒する運動量をもって最後の最後まで闘ってまいります。
以上を本年の組織活動の重点項目として活動して参ります。
組織活動方針
参議院選挙の必勝に向けてわが党の屋台骨ともいえる地方の党組織のさらなる強化が必要不可欠であります。
全党的に取り組んでいる「120万党員獲得運動」を引き続き強力に展開させ、目標の達成に向けて継続的に党勢拡大を図ってまいります。
秋田県連の令和3年の党員獲得数は10,789名であり目標の1万2千名には届いておらず、党勢拡大は道半ばと言わざるを得ない状況であります。
今年は、国会議員を先頭に地方議員、地域支部、職域支部との連携を更に強め、地域に根差した組織活動を充実させ、人と人、地域と地域をつなぐ強靭な党組織の構築を図るための活動を展開し、目標の達成を目指すことといたします。
青年部局は、参議院選挙をはじめ各級選挙の必勝に向けて全員野球で活動してまいります。わが党のファーストペンギンとして、青年層・若年層への組織の裾野を広げて各種青年団体との交流促進に力を注ぐとともに、青年部・青年局や活動状況や政策を載せたパンフレットなどの配布を今後も活発に進めてまいります。
女性局においては、女性自らの力を信じ、参議院選挙必勝に向けて一丸となって活動を展開してまいります。新たな支援者の獲得や「女性未来塾」、女性対話集会、児童虐待防止活動「ハッピーオレンジ運動」、女性の健康、女性目線の防災などを実施し、党勢拡大と組織強化に努めてまいります。
自民党秋田県連は党員党友を核として、党所属各級議員の個人後援会、社会のあらゆる分野の友好団体などに広く深く根を張った歴史と伝統ある組織であり、この強固な党組織はわが党のかけがえのない財産であります。
秋田県連は、コロナ禍においてもあらゆる方法で各界各層に根差した各種団体との絆を活かしてわが党の支持拡大を図り、さらなる飛躍を遂げるために参議院選挙に勝利し、自民党に期待を寄せる民意に的確に応えてまいります。
このため、自民党本部や県連の政策を県民の皆様に真摯に訴え、支持の輪を広げ、県連の総力を結集した運動を展開し、わが党に対する支持の流れをつくりあげる地に足のついた活動を地道に展開してまいる決意であります。
以上を本年の組織活動の重点事項として活動してまいります。
政務調査活動方針
秋田を守り、日本を守る
自民党秋田県連の本年度の政務調査活動は、秋田県の現状と特性をふまえ、党本部の「新たな時代を切り開く重点政策」に掲げる11 項目を再編整理して、以下の3本の柱を中心に進めることといたします。
- 命と平和を守り抜く。
- 秋田の隅々に活力を取り戻す。
- 新しい時代を生き抜く秋田へ。
1 命と平和を守り抜く。
感染症から県民の皆さまの命と健康を守るため、「常に最悪の事態を想定した危機管理」を原則として取り組むとともに、これまでに得られた科学的知見を踏まえ、予防・検査・早期治療の流れを強化します。希望する方のワクチン接種や経口薬の確保を速やかに進め、各自治体による無料検査を支援してまいります。
またオミクロン株の感染拡大などコロナ禍の新たな局面を適時に捉え、パンデミックとの共生を実現し、社会経済活動の回復とアフター・コロナでのさらなる成長を促進することにより、県民の皆さまの生業と暮らしを守り抜きます。
県内の通常医療の体制につきましては、県医師会と緊密に連携し、医師不足や医療サービスの偏在などの諸課題について全力で取り組み、誰一人取り残さない医療の実現を目指します。
国際社会に目を転ずれば、ロシアによるウクライナ侵攻は世界を震撼させる出来事であり、断じて許されるものではありません。私たちはこれを教訓に、わが国の安全保障環境が年々厳しさを増している現実をしっかりと直視し、毅然とした日本外交の裏付けとなる防衛力の整備に向け、県内における防衛意識の普及と理解促進に努めてまいります。
党是である日本国憲法の改正については、これまでも取り組んできた「自衛隊の明記」、「緊急事態対応」、「参議院の合区解消」、「教育環境の充実」の4項目につき、県民の皆さまへご理解いただけるよう粘り強く活動を継続します。
激甚化する自然災害等に対しては、国の国土強靭化基本計画に基づき、水害・土砂災害対策、インフラ老朽化対策および送電網の強化等を集中的に実施し、県土の強靭化に努め、県民の皆様の生命と財産を守り抜きます。
2 秋田の隅々に活力を取り戻す。
わが国の繁栄の基盤をなす地方の発展のため、農林水産業をはじめとする秋田の地域産業を振興し、地方の活力を取り戻すとともに、人口の一極集中を是正してまいります。
国際情勢の不安定化に伴い、食料生産県としての本県の役割はますます大きくなっています。この機を捉え、日本の食糧供給基地としての生産力を高め、国内外への販売力を強化し、農業所得の向上と担い手の育成を実現します。
また国際的な木材価格の高騰や大手製材企業の本県進出計画など、林業・木材関連産業には新たな展開が見られます。こうした状況を活かして地元の利益を最大化できるよう、森林環境譲与税等の国の諸制度を活用しつつ、林業・木材関連産業を支援してまいります。
水産業については、課題となっている水産業者の所得向上と担い手の確保について県の取組をしっかりと支援し、本県の豊かな海を地域活性化に活かしてまいります。
コロナ禍による「密から疎へ」という考え方の変化は、大都市圏から地方への新たな人の流れを促進します。国の「デジタル田園都市国家構想」に率先して取り組み、高齢化や過疎化に直面する地域の新しい姿を確立して、ふるさとの活力と伝統文化を守ります。特にIT 関連企業など場所を比較的選ばない事業者の育成・誘致を重視し、秋田で暮らしながら都会の仕事をする新しいスタイルの確立をめざします。
少子化対策については、結婚・出産・子育ての環境を県内各地域に偏りなく整備するため、国の創設する「こども家庭庁(仮称)」に対し課題先進県として積極的に提言するとともに、県および市町村の取組を全力で支援いたします。少子化を含む人口減少問題は、産業、教育、医療および福祉などの全てが関わるきわめて総合的な課題であることを理解し、縦割り思考に陥ることなく関係者一丸となって取り組んでまいります。
3 新しい時代を生き抜く秋田へ。
カーボンニュートラルやSDGsといった時代の潮流は、秋田県にとってかつてない好機と言えます。豊富なエネルギー賦存量を最大限に活かし、洋上風力発電をはじめ地熱発電などの再生可能エネルギー事業をさらに推進することで、県内の関連産業をめざましく成長させるとともに、国の脱炭素とエネルギー安全保障に貢献してまいります。
進歩する情報通信技術を活かして、県内企業のデジタル化やDXを強力に推し進め、生産性の向上を通じて賃金水準の向上を目指します。また自動運転やIT技術による新しい公共交通や医療サービスなど、人口減少・高齢化社会での新しい暮らし方を研究し、全ての世代にとって魅力的で暮らしやすい地域の創出を目指します。
アフター・コロナ時代に移行する段階においては、観光産業の新しいあり方をしっかり捉え、自然豊かで人口密度の小さい秋田の魅力を最大限に活かし、県内観光関連産業を力強く回復・成長させます。そのために欠かせない飲食業、宿泊業および観光物産関連業種についても、コロナ禍の苦境を乗り切れるよう支えてまいります。
様々な障がいや性別、生まれた家庭等によって生きづらさを抱える方々に真摯に寄り添い、全ての人が生き生きと暮らせる秋田県を目指します。また近年増加している医療的ケア児者や自閉症スペクトラム障害者とそのご家族、DV・児童虐待等家庭内に問題を抱えている方々、そしてLGBTQ(性的少数者)の皆さまなど、時代とともに顕在化している課題についても、政権与党として責任をもって調査・対応してまいります。
学業優秀な秋田の子どもたちに対しては、従来型の教育のみで十分とせず、ITスキルや自ら考える力といった新しい教育を積極的に提供し、変化の時代を力強く生き抜く人材を育成してまいります。
秋田を盛り上げているプロスポーツチームや、新たな県・市連携文化施設「ミルハス」によって成長が見込まれるコンサート・演劇等の文化事業についても全面的に支援し、若者からシニアまであらゆる世代にとって活力と夢のある秋田県を創ってまいります。
広報活動方針
本年の広報活動の基本方針は、参議院選挙に向けて必勝態勢を構築するとともに、県民の皆様とのコミュニケーションをこれまで以上に重視し、信頼と共感をさらに高めてまいります。
また、憲法改正の実現には国民の幅広い支持が必要であり、研修会などを通した積極的な広報活動を実施してまいります。
多種・多様な情報が氾濫する現代社会において、県民の皆様が正確な情報を短時間で受け取ることができるよう、県民目線に立った分かりやすい情報発信で、一人でも多くの県民の皆様に理解をいただけるよう努めてまいります。
以上の基本方針のもと、県連では引き続き、次の広報活動を推進してまいります。
1 各地域への広報板の設置
参議院議員選挙の勝利に向けて、県議などの支部である地方選挙区支部の活動地域へ自民党の広報板を設置し、党の政策や方針、活動状況などはもとより、党の政治活動用ポスターや政党演説会告知用ポスターの掲示を進めてまいります。
2 党の機関紙などの拡販
政策課題が山積するなか、定期的に発行されている党機関紙「自由民主」や女性誌「りぶる」の役割は重要であり、引き続き新規購読者獲得の拡販活動を積極的に推進してまいります。
また、機関誌「リンク」では、県議会自民党会派の活動報告や開かれた会派の姿を見ていただけるよう内容の充実を図ることにより、新たな党員や支援者の開拓をしてまいります。
3 ポスター・宣伝車・SNSなどの効果的な活用
各支部との密接な連携のもとに、ポスター、ビラ、新聞広告、街頭宣伝車などの活用はもとより、県連ホームページに加え、フェイスブックによる積極的な情報発信を行い、学生をはじめとする新しい支持層の開拓に全力を傾注してまいります。
以上の広報活動を通して、県民の皆様の期待に沿うべく不断の努力を重ねながら、参議院議員選挙必勝の決意で全力を挙げて臨んでまいります。